「あ、あの、すんません、頭上げて下さい。何なんすか、いったい?」
俺は動揺した。
「そうですね。何も説明しないとわかりませんよね」
生徒会長はにっこり笑った。
「俺、あなたに頭下げられる覚えないっすから」
「あなたになくても私にはあるのです。あの……姉がご迷惑、おかけしているみたいで」
「姉?」
「はい、双子の姉の我妻 蘭菜(あがつま らんな)です」
聞いたことがあった。
我妻 蘭菜――生徒会長、我妻 甘奈の双子のお姉さんだ。
向上心が高く、この甘奈さんと生徒会長の座を競って負けた人だ。
甘奈さんを天才とすれば、蘭菜さんは秀才と言った感じの人だ。
俺に言わせれば、天才も秀才もどっちも羨ましいって感じなんだが、お姉さんである蘭菜さんは甘奈さんに負けたのがよっぽど悔しかったのかその後、不登校になったと聞いたんだけど、それが、何で俺に関係あるんだ?
「あの、それが何ですか?」
「闇の生徒会……聞いた事ないですか?」
【闇の生徒会】?
それ、昨夜聞いたばかりだ。
まさか……