「契約者しょーすけ、今日はおいなりさんにしようと思う。酢飯に油揚げ、具材を用意した」
性懲りもなく、でみちゃんが明日の献立を発表する。
「あーはいはい。おいなりさんね。酢飯と油揚げだけで良いんじゃねぇの?」
「だめだ、それでは、デモゴルゴンに舐められる」
「舐められるって、おいなりさんだろ?」
「中に、いろんな具材を入れて差をつけるのだ」
「へいへい、で、具材って何を持ってきたんだ?」
「うむ。ヒジキとベーコン、卵に佃煮を持ってきた。後、漬け物もだ」
「俺の頭の中に食材持ち込むの止めて欲しいんだけどな、ほんとは」
俺がボソッとつぶやくとでみちゃんは聞いていなかった。
食材のチェックをしていた。
「何か言ったか?」
「何でもねぇ、好きにしてくれ」
「そうか、出来たら契約者しょーすけにも分けてやる。だから安心しろ」
「何を安心するんだか……」
「来たぞ。デモゴルゴンだ」
「あ、でもちゃんね」
見上げると、でもちゃんが空中に浮いていた。
あの……パンツ見えてるんですけど。
目のやり場に困る。
「待たせたわね、デミウルゴス」
「待っていたぞ、デモゴルゴン、私はおいなりさんだ」
「ふふふ、私はおにぎり弁当よ。色んな具材を用意したわ」
「ふふふ、私もだ」
「ふふふ」
「ふふふ」
笑い合う二人。
実はかなり気が合うんじゃねぇの、このお嬢さん達……