第六章 昼食戦再び
メデューサとセイレーンの事が落ち着いて来た頃、でみちゃんとでもちゃんは、また、いがみ合いだした。
この二人は仲が良いんだか悪いんだかわからんな。
「契約者しょーすけ、今晩、明日の昼食を作りに行く」
「そうはいかない。今度は私が作る」
バチバチと火花を散らす。
どうでも良いが、もう少し、発展的な事は出来ないもんかね?
俺の頭の中を貸しているんだから昼食を作るとか止めて欲しいんだけどな、本当は。
もうちょっとすげぇって物を作るとかないもんかね?
「デモゴルゴン、今日こそ決着をつける」
「デミウルゴス、今夜こそお前の命日だ」
おいおい、昼飯作るだけだろうが。
呆れる俺を余所に、二人は不敵な笑いを浮かべ合って、自分の席と自分の教室に戻っていった。
この後、何かあるかと言うと、俺の昼間での生活はつまらないものだ。
誰かと喜び合うという事も無いし、どこかに寄るという事もない。
ただ、俺にとって無意味な時間が過ぎ去って行くのを待つだけだった。
俺の学生生活なんてそんなもんだ。
だけど、俺には夜の生活がある。
こう言うと何だかいやらしく聞こえるかも知れないが、俺の本当の生き生きとした生活は夜、夢を見てからにあるんだ。
そこで、美少女達が俺の頭の中を訪ねて来るからだ。
言わずもがな、でみちゃんとでもちゃんだ。