最初は様子見だ。
 どのキャラクターがどの属性を持っているかお互い解らないから、なるべく違う属性を近くに配置していつでも対応が取れる様に、持っていかなければならない。
 かといって、五つのコマで移動したら、それが、五行のコマのそれぞれの属性のコマだという予想がたってしまう。
 相手に悟らせないような配置も考えなくてはならない。
 そう言った意味でも駆け引きが必要となる。

 双方、慎重にコマを進めて行く。
 それぞれが、考えた陣形を取りながら、敵のコマに少しずつ近寄ってくる。

 そして、敵チームのターン――

 何故か、メデューサはコマを後ろに下げた。
 何故だ?
 そんな意味は無いはずなのに。
 俺が解らないだけか?

 そう思っていたが、それはあの魔女共の罠だった。
 次のでもちゃんがメデューサのコマを追いかけてコマを進めた時――

 何も無いマスで突然、こっちのコマが爆発した。

「な、何だ?」
 俺は何が起こったか判断出来なかった。
「やった。引っ掛かった、引っ掛かった」
 メデューサが歓喜した。
「何をした?」
 でもちゃんがメデューサを睨む。
「だって、このゲーム、貴女たちが考えた物でしょう。そんなの不公平じゃない。だから、私達も盤上にトラップを仕掛けさせて貰ったのよ」
「特定のマスに進んだら爆発するの。楽しいでしょう。うふふ」
 二人の魔女は不敵に笑う。