そして、勝敗を決める方法は二つある。
一つは、味方のコマを盤上にある全てのコマの九割以上にすること。
もう一つは五十コマのどれかに割り当てられる将棋で言ったら王将の役目をするコマを消滅させるか、寝返らせれば勝ちというものだ。
マスは百マス×百マスの合計一万マスで行われる。
そして、交互に交代しながらコマを一つずつ動かすらしい。
例えば――
でみちゃん→メデューサ→でもちゃん→セイレーン→でみちゃん……
の様にやっていく。
つまり二人のコンビネーションも関係してくる。
これは、バカな俺の頭では思いつかないような複雑なゲームになりそうだな。
舞台は超巨大な盤。
コマは台座の様になっていて、その上には銅像として、様々なキャラクターの立像が乗っている。
これは見ている俺もワクワクしてきそうなゲームだな。
「さてと、説明はすんだかしら?じゃあ、そこのヘタレにはカゴの鳥になってもらいましょうか」
メデューサの目が光ると俺はインコの姿に変えられ、上空につるしてある棘一杯の鳥かごの中に入れられた。
真上からこの変形五行将棋を見る形になった。
頼むぜ、でみちゃん、でもちゃん。
俺の運命は君達にかかっているんだから。
俺は造物主の二人を応援した。
しばしのにらみ合いの末、ゲームがスタートする。