「ま、まて、そんな勝負は……」
「案ずるな、契約者しょーすけよ。要は勝てば良いのだ」
 勝てばって、お前……
「クエストハントでは様々なお色気モンスターがお前達を襲う」
 それって、地獄だろ、逆に。
 気持ちよくなる変わりにいっちまったら、俺は大恥をかくことになる。
 そんな危険な勝負はしたくない。

「よし、わかった、受けて立とう」
 バカ言うな。
 そんな勝負受けられるか。
「や、やめよう。バカらしいし」
「何を言う。契約者しょーすけよ。ここは神聖なデミウルゴスフィールドだ。ここで行われる勝負は神聖なものだ」
 そういう事言ってるんじゃねぇって。
 俺達が負けたら、俺は外を歩けなくなっちまうんだよ。
「勝負に異論はないな」
 ある。
 大ありだ。
「異論はない。これは聖戦だ。受けてたとう」
 何が聖戦だ。
 俺を貶めて何が楽しいんだ。
 やめろ。
 やめてくれ。

 という俺の心の叫びは二人の美少女には届かなかった。
 思春期の繊細な男心を壊さないでくれぇ。
 俺のハートは割れやすいガラスで出来てるんだぁ……。