最後の第十三戦――

 それは、水着相撲だった。
 最終戦で何故、相撲?とも思ったが、俺にとっては嬉しいゲーム。
 十二分に楽しませて貰うことになった。

 がっぷり四つに組んだ、二人は互角の勝負を繰り広げた。
 魔法は一切抜きの力と力の勝負。
 水着が引っ張られて食い込み千切れそうになったり、俺の目を存分に楽しませてくれた。

 勝負は俺が影響した。
 俺が眺めの良い位置に移動した時、でもちゃんと目が合った。
 それで、でもちゃんが恥じらった隙をでみちゃんが見逃さなかった。
 上手投げで土俵の外に押し出した。

「そんな……」
 天を仰ぎ、悔しがるでもちゃん。

 よくやった、二人とも。
 十分、俺を楽しませてくれた。
 ありがとう。
 サンキュウ。
 謝々。
 どちらが勝って、どちらが負けたかなんてどうでもいい。
 俺は楽しかった。
 ありがとう――本当にありがとうという気持ちでいっぱいだった。

 そんな夢を見て、俺は朝を迎えた。

 翌朝登校し、いつもの日常を過ごす。