俺の疑問を余所に、交互に風を起こしてはカードを裏返し、それが全て飲食物に変わるという作業を続けた。
「おーい、俺を置いて行かないでくれぇ~説明してくれぇ~」
俺は答えを求めたが、二人は黙々と裏返し作業を続けた。
そして、十八回目の時――
ピコン
という音がした。
「当たりです。当たりです」
という声が何処からともなくあがった。
「やったぞ、契約者しょーすけ」
めくったでみちゃんが叫ぶ。
「だから何が?」
俺は意味が解らなかった。
「ふっ甘いぞ、デミウルゴス」
不敵な笑みをうかべるでもちゃん。
「な、まさか……」
焦るでみちゃん。
めくれて出てきたのは豚肉やアスパラガスがおかずのお弁当だった。
そこで、鈍い俺もようやく気付く。
おそらく、でみちゃんはサンドイッチを出したかったんだろう。
だけど、でもちゃんの弁当を引き当ててしまった。
だから、この勝負はでもちゃんの勝ちという事なのだろう。
それを示すように、でもちゃんの所の左腕の一つがピースサインを作り、でみちゃんの右腕の一つがパーをだした。
――あぁ……そういうことね。
何となく、解ってきたわ。
とにかくゲームをやって七勝しろって事か。
なるほどねぇ……」