変人だと言いたい奴には言わせておけば良い。
 俺はこっちの世界で生きていく。
 なんたって俺の好きな女の子が二人もいる世界だ。
 その他の人間なんていらない。
 俺達は俺達の世界で生きていく。
 俺は人の目を気にしないで自由に妄想する世界の住人になる事を選択した。

「あー……何だかちょっと楽しくなって来たかな?なぁんてな」
「楽しい事は良い事だ。次こそはデモゴルゴンに勝つ」
「おれはデモゴルゴンとも仲良くしたいけどな」
「彼女は宿命のライバルだ。仲良くなどありえん」
「楽しく行こうぜ、楽しく」
「そうはいかん」
 会話が弾む。
 さっきまでは嫌々話していたが、今は何だかこいつと話すのも楽しく思えた。
 なんせ、俺と偕楽、そして後楽だけの秘密の世界を共有しているんだからな。
 だけど、俺の夢の中の世界であったあれは何だったんだろう?
 それだけは解らなかった。