「ね、ねぇ…どうしても着替えなきゃ駄目?」
「そうですよ、何のために水着を持ってきたと思っているんですか?」
「でも、何だかこれ、恥ずかしいよ…」
「卯月さんには会社の広告塔になってもらわないといけませんからね。これからこういうお仕事も増えると思いますよ」
「えぇ~Xくんじゃ駄目なの?」
「僕が水着に着替えて誰が喜ぶんですか?」
「着ぐるみ好きの女の子とか?」
「近場の冒険での大半はリゾート気分を楽しみたい女性達とそれに群がる男性達です」
「うぇ~ん、恥ずかしいよぉ~」
「試験に比べたら遙かに楽でしょ。覚悟を決めて下さい」
「はい…」
観念する卯月…
それを見たXくんは後で隠し撮りして自分のコレクションに加えよう…とちょっと邪な気持ちを持っていた。
第一の開拓地での二人の仕事分担は…
まず、Xくんが辺りに危険が無いかを調査する。
次に、安全が確認されると食料の調達。
食べられる物かどうかの調査もする。
そして、その後は卯月が水着に着替えて写真撮影。
終わったら、場所を移して、また、Xくんが危険が無いかを調査する事を始める。
というのを繰り返して、安全地帯を出来るだけ多く増やしていって、それをマップに書き込む作業をするというものだった。
さして危険も無い…
そう思われた第一開拓地だったが…