そして、最終日の案内が済み、翌日、審査官から第三試験の合計得点が発表される事になった。
「気分はどうですか?」
「はい、すっきりしています。例え不合格でも私は全力で取り組んだ。それは間違いありません。後悔していないです」
「…そうですか…では得点の発表に移ります。九歴 卯月さん…あなたは第二試験までの得点の合計が1480点ですね。合格するにはこの第三試験で920点以上取る必要がありますね…」
「…そう…ですね…足りませんよね?…点数」
「ネガティブに考えるのは関心しませんね…今ので減点2点ですね」
今さら2点減点されようが不合格には変わりない…
そう思った卯月だが…
「第三試験の合計点数は930点ですね。それから2点マイナスですから928点です…合格です、九歴 卯月さん」
「えぇ?…でもなんで…?」
「…何がですか?」
「…だってそれ…」
卯月はバッヂを指した。
「…あぁこれですか…前の所有者がつけて…」
「え?」
「いえ、何でもありません」
「ははっ…受かっちゃった…」
あまりの意外な結果に狐につままれた気分になった。
時間差で喜びが増していき
「いやったぁ~!!」
卯月は大喜びした。