「…じゃあ、初めて下さい」
「は、はい…」
審査官の号令と共に第三試験が開始される。
一日で行ける冒険を10日間、10人の客を案内する…
それが第三試験だった。
緊張して声がなかなか出てこない卯月…
それを察してか審査官は
「どうかしましたか?」
と聞いて来た。
不味い、減点されてしまうと思い、慌てて、動き出した。
「牛田馬男さんですね。では、ご案内をさせていただきます」
牛田馬男はもちろんテストなので、偽名だ。
モニターには別の本名がある。
だが、本名を使う必要はないので、ここでは偽名、偽プロフィールなどが使われていた。「へへへ、お姉さん、何処案内してくれんのぉ~??」
「ご案内する前に簡単な適正テストをしていただきます」
「はぁ?テスト受けてるのはあんただろ?なんで俺がテスト受けなきゃいけないんだよ~」
「はい、冒険には危険が付きものです。ですから、それに適したお力がない方にはご遠慮をお願いしております…」
「おいおい、こっちは綺麗なねーちゃんといちゃつけるってゆーから参加したんだよ。聞いてねぇんだよ、こんなの…」
「…そうですか…テストをお受けしていただけないのであれば、申し訳ありませんが…」
「ふざけんなよ、このアマ」
牛田午男は殴りかかって来た。
それを軽くいなし
「…申し訳ありませんが、不適応です…。」
と言った。