「特効薬拳(とっこうやっけん)…それが君が覚える能力だよ…」
「特攻殺拳(とっこうやっけん)…強そうな名前だな…」
「今、違う意味でとらえたでしょ。…特効薬拳…薬のこぶしだよ」
「薬?」
「そう、薬。【疫病神】は病気のようなものでもあるからね。病気には薬がつきものでしょ。」
「…なるほど…何となくわかった…そいつを身につければ【ウツ】も【ダボク】もブッ倒せるって事だな」
「…簡単にはいかないけどね。それに、何かを手に入れるという事は何かを犠牲にしないといけない…」
「?どういう事だ?」
「特効薬拳は両手両足に薬のエナジーを宿らせるという事なんだよ。だから、それを宿した手や足にはある特性が出る」
「…意味わかんねぇよ」
「要するに【疫病神】や【疫病神】に犯された人には効果があるけど、それ以外の人などに殴った場合、殴られた人も痛いけど、殴った君は殴られた人が痛がる場所と同じ場所に3倍の痛みとなって帰ってくるんだよ。これを【副作用】と呼んでいるんだ」
「んだとぉ~?」
「もちろん、両手両足、頭で攻撃するなら頭もそうだけど、全部に薬のエナジーを宿す必要はないからね。例えば、右腕だけ宿して他は普通のままにすれば、右腕だけ、対【疫病神】にして他は普通にしていればすむことだしね。でも当然、戦闘力は格段に落ちるよ」
「…決まってんだろ両手両足にしてもらおうか。俺はそれでかまわねぇ。後の事なんか知ったことか」
「…だろうね~君ならそういうと思ったよ」
 利休は迷わず、両手両足に薬のエナジーを宿らせた。