では、この世界には何も居ないのかというとそうでは無かった。
人々は【疫病神 ダボク】を恐れていた。
よく見ると人々にはあちこち痣だらけ…
死ぬという事は無いものの、毎日痛くて眠れない日々が続いているという…。
「ちっ、チンケな野郎だな…」
それが、利休の感想だった。
利休は今まで人々を死に追い詰める【ウツ】を追って来た。
それが打撲だぁ?
ざけんな、んなカスどうでも良いわ!
それが、正直な気持ちだった。
だが、それでも、人々を苦しめる【疫病神】である事には変わりないのだ。
利休達は【疫病神】を舐めすぎていた。
全身打撲は十分重い症状だという事に気付いていない…。