利休達は異次元空間を渡り、最初の世界についた。
「こ、怖ぇ~」
「バカ、ハチ、ビビんなって」
「だ、だけどよ、りきゅーくん、ここ砂漠じゃねーの?」
「飛び降りやすそうだから飛び降りたんだろーが、何か文句でもあんのか?」
「だ、だけどよ、りきゅーくん、ここ砂漠だろ?」
「何度も言うな、んなことわかってんだよ」
「そうじゃねぇよ、ここ昼間の砂漠なのに暑くねーんだよ。むしろちょっと、寒みーじゃねぇか」
「良いじゃねーか。何も持ってきてねーんだからよ。暑かったらどうしようもねーじゃねーか」
「いや、地球とは違うんだなって思ってさ」
「何でもかんでも地球と同じだってんなら面白くねーじゃねーか。地球と違う?結構じゃねーか。何でもこいよ!」
「何が起きるかわからねぇって事じゃねーか」
「うるせーなぁ、んじゃ、とっとと【ウツ】ってクソ野郎をぶちのめして俺の女に会いに行きゃーいーんだよ」
「会ってどーすんだ?」
「そりゃ、おめぇ男と女がする事っつったら一つだろうが」
「あぁ、やるって事ね」
「生々しく言うな、ボケ、そういうのとはちょっと違げーんだよ」
「何、今更純情ぶってんだよ、りきゅーくん」
「ぶってねーよ。普通の女とは違う感じなんだよ。俺が追ってる女達は…」
「女達?初耳だぜ…一人じゃねーの?」
「う、うるせー」
「痛ぇなー殴んなって」
「は、早く行くぞ」
「その話になるとすぐ誤魔化すな…」
「うるせー」
 異世界の雰囲気に若干飲まれつつもいつもの利休とハチだった。
 希世姫の話になると何となく恥ずかしくなってしまう利休はハチになかなか話せないでいた。
 自分の恥ずかしい部分を見られている…
 そんな気がするのだ。
 そんな時はいつも誤魔化してハチを殴ってしまう。
 そんな利休だった。