編入生達三人は利休に対して、奇妙な事を聞いた。
 それは…
「君は【希世姫(きせき)】の…美しい女の子達の夢を見ないかい?」
 という事だった。
 悔しさで涙が滲み、何も答えられなかったし【希世姫】という単語に心当たりは無かったが、美しい女の子の夢は毎日の様に見ていた。
 舎弟のハチにも内緒にしていたので、それを編入生達が知るはずがない…。
 利休の反応を見て宗次は納得したように…
「…どうやら、君も、ほんの僅かだけど、資格があるみたいだね。でも、君には勧めないよ。あそこは我々や耶科居君みたいな人だから、渡り合える世界だ。君ではすぐに死んじゃうよ」
 と言った。
 もちろん、何の事だか解らない。
 だが、宗次達は何か事情を知っているようだ。
 それが、彼らと利休の実力の差なのだろう…
 かなり悔しいがそれが何なのか、今の利休には解らない…。