「はいはい、みんな聞いてー。今日のホームルームでは、パンドラパズルについて話し合います」
小学校教諭、高梨 亨(たかなし とおる)は今、子供達の間で問題になっているパンドラパズルを議題にあげた。
子供達の下校中に知らない男がパンドラパズルと呼ばれるオモチャを手渡される。
パズルを完成させると子供達が首を吊って自殺すると問題になっているのだ。
パズルは全部で666ピースあり、1ピース事にパンドラを褒め称え、友達の悪口を一つずつ言うという遊び方だと言う。
666ピースが完成するに近づいていく内に、段々、死後の世界が見えるようになって来ると評判になっているのだ。
666ピースを揃えてしまうと死んでしまうが、665ピースで止めた者は大金を手に出来るという噂が広がり、子供達の間で、やりたがる者が続出したのだ。
今では10人近くが犠牲になっていて、事を重く見た教育委員会が学校側に注意を促したのだ。
だが、子供というのは止めなさいと言われると隠れてでもやりたがるもの…。
先生方の注意も虚しく、犠牲者は後を絶たなかった。
665ピースで止めれば良い…。
その安易な気持ちが子供達を悪夢へと誘っていった。
亨がいくら言っても子供達は隠れて遊んでいた。
亨は悲し…