何とか追いかけたメンバーが目にしたのは13人目のターゲット、下泉 恭子(しもいずみ きょうこ)の様子をうかがう初の姿だった。
そして、彼女は恭子の様子を電話で聞いたと榮一郎に電話で報告をしてきた。
間違い無かった。
初がパンドラだった。
最初の印象で彼女も被害者だと思いこんでいたが、よくよく考えれば怪しいことばかりだった。
疑念は一気に確信へと変わった。
後は、初=パンドラをどうやって仕留めるかだ。
「本多 初さん…パンドラは見つかりましたよ…」
榮一郎は初に話しかけた。
「本当?何処にいたの?」
「目の前に…。パンドラはあなたです」
「くそがぁあぁぁぁぁっ!」
突如、榮一郎に襲いかかる初、いや、パンドラ。
「取り押さえろ!」
榮一郎は仲間と協力して、パンドラ捕縛用のネットをパンドラにかぶせる。
このネットには聖水がしみこませてあって、パンドラは悲鳴をあげた。
身体が崩れていくパンドラ…。
最後の言葉は…。
「恭子に伝えて…あなたとは絶交だって…」
だった。