退魔師というのは一般にはあまり認知されていない…。

 だから、警察に怪しい奴として、逆に目をつけられてしまうのだ。

 そして、保護のやりにくさをあざ笑うかのように11人目、12人目と犠牲者の数は増えていった。

 現在は13人目…。

 ビスクドールも4体までが出現しているため、その影響で呪いの方も巧妙かつ強力になってきていた。

 現在の退魔師チームの手に余る呪いと化していた。

 やはり、希望となる味方のパンドラを探さなくてはならない…

 そんな気にさせていた。

 犯人は初の関係者…そんな気がするのだが、全然しっぽを出さない。

 何か見落としがあるのでは?

 そうも思うが、榮一郎には全く見当がつかなかった。

(何処だ…何処にいる、パンドラ…)

 気持ちだけが焦っていた。

 このまま、パンドラが見つからないまま呪いが成就してしまう…

 そう思っていたが、仲間の大森 香月(おおもり かづき)が有力なヒントとなる疑問を口にした。