榮一郎はとりあえず、初から携帯を預かって、調べたがおかしいところは何処にもない…。
至って普通の携帯電話だった。
問題ないと判断して、携帯を初に返しに行くと、彼女は家の固定電話の方に電話がかかって来ていたという。
呪いは続いていたのだ。
既に志保の事の電話は20回を越えているので、榮一郎は仲間である碓井 栄美(うすい えみ)と里村 翔子(さとむら しょうこ)に頼んで、初についていてもらった。
男性である榮一郎よりは女性の方が行動を共にすることが可能だからだ。
だが、それをあざ笑うかのように、ちょっと目を離した隙にパンドラの呪いは度々、初にコンタクトを取って来た。
テレビをつけていたらドラマの中の携帯電話からというものまであった。
40回目を聞いてしまった後、初についていても埒があかないとふんだ、栄美と翔子は初ではなく、志保についた。
呪いを直接防ぐために…。
だが、SPでもない彼女達が志保にずっとついていることは難しく、隙を疲れて呪いは進行し、彼女は亡き者とされた。