パンドラの呪いに犯された人達が続出したのだ。
一つ一つの呪いは大した事はないのだが、明らかに何らかのパンドラの呪いを受けていることが解り、放っておく事も出来ずに、その対処に追われてしまい、先に進めないのだ。
退魔師達が一人一人祓っていく内に、呪われた一人の口から、
「…町名を発見」
の一言を聞いてしまった。
このままでは先を越される…。
そう思った時に花坂 里桜がその天才ぶりを発揮する。
「みんな、目を醒ませぇー!!」
プシュー…
花坂 里桜は公園の水道に持ってきていたホースをつなぎ、ホースの先をつまんで、呪われた人達に水を吹きかけた。
花坂 里桜の手を通す事によって水が聖なる力を含んだ。
簡易式の聖水シャワーだった。
本当の聖水ではないので、強力な呪いには利かないが、足止めとして現れていた呪われていた人達はこれで、目を醒ました。
呪われていた人達の人垣を超えて、目的地のレストラン、ジョルジュに向かった時、外国人と思われる女性が一足早く、店内に入るのを目撃した。
勝ち誇った顔をしていた。
四人目の女性、ミシェルだった。