ここまで来て解ったこと…
それは、パンドラの呪いの力によって、叔母と暁の情報がわかりにくく変化をしているという事だった。
そして、叔母の家を出ようとした時、メモ用紙を発見し、そこに
【国名を発見】
と謎の言葉が書かれていた。
何のことだか最初は解らなかったが、次のメッセージで大体、どういう事か解った。
【県名を発見】
とある喫茶店の窓に息を吹きかけて指で書いた文字が浮かんでいた。
これは、パンドラのメッセージだ。
段々、暁のいる場所に近づいているんだ。
おそらく、【市名を発見】、【町名を発見】と続くのだろう…
そして、暁は何県かに確保されたのだ。
彼は、呪いが成就するか、助け出されるまで、その県から出ることは出来ない。
パンドラは確保する場所を縮めていき、暁を見つけに行くのだ。
負けられない…
絶対に…
県名を発見という事は日本であり、東京、大阪、京都、北海道では無いという事だ。
何処なの…
気持ちが焦る。
叔母を死に至らしめたこのパンドラの呪いだけには負ける訳にはいかない。
必ず、暁さんを助けるんだ。
花坂 里桜は切に願った。
あちこちを手当たり次第探す。
だが、顔も知らない暁の手がかりは全くつかめなかった。
気持ちだけがどんどん先走り、結果が全くついて来ない。
絶対にやだ…。
あんな呪いなんかに負けてたまるか…
「どこなの…」
悔し涙がこぼれる…。
いくら霊感が人一倍強くても、このパンドラには手も足も出ない…。
そんな時…