「絶対に見つけてやる…」
暁の元恋人、杉山 里桜の姪に当たる花坂 里桜(はなさか りお)は行方の解らなくなっている暁を捜すと息巻いていた。
同じ名前なので、杉山 里桜と花坂 里桜とするが、花坂 里桜の方は幼い頃から霊感が強く、霊媒師としての才能を見込まれ退魔師達とよくつるんでいた。
同じ名前というのもあるが、花坂 里桜は叔母の杉山 里桜によく遊んでもらい、叔母の事が大好きだった。
だから、パンドラという呪いを受けたと聞いた時、どうしても助けたかった。
だが、呪いを受けていたのは叔母の杉山 里桜ではなく、その恋人だった暁だと知った時には時既に遅く、叔母は亡くなってしまった。
それまでは、どこか他人事だった花坂 里桜の感情に、パンドラという呪いに対しての深い怒りが生まれた。
そして、叔母の命を奪ったパンドラの呪いを叩き潰すつもりで行動を開始したのだ。
だが、両親に悔しいのは解るが怒りの感情に包まれていてはパンドラの思うつぼだと諭され連れ戻されていた。
だが、怒りはおさまらない…。
彼女の師匠でもある里村 翔子(さとむら しょうこ)が、叔母の受けたパンドラの呪いの事を調べてくれた。
暁の受けた呪いは同じ顔の女性四人と出会うこと…。
四人の女性にはそれぞれ、【パ】、【ン】、【ド】、【ラ】の四つのキーワードが割り当てられ四人目の女性がターゲットと出会い、好意を持った会話を交わすと呪いが成就されてしまうというものだった。
