「そこのあなた…ちょっと良いかしら?」
「…え、私ですか?」
「えぇ、今度、新しく商品になったパンドラボックスと言う商品なんだけど、試しに使って見ない?」
「え~なんですかぁ~?」
「お化粧セットなんだけど…どうかな?ほら、今年の新色も入っているし…」
「そうですねぇ、ちょっと興味ありますね…、でも、今使っているやつも気に入っているし…」
「六日間で良いんで試しに使って見ませんか?気に入らなかったらクーリングオフで返品してもらって全然かまわないし、お代はなんとこれだけ!」
「え、ほんとですか?やっす~い。やります。試しに使ってみます」
「…そう、ありがとう。気に入ったのならここの口座に振り込んでね。それで、契約成立という事になるから…」
「はい、わっかりました~。ラッキー!」

 また、新たな呪いが始まる。

 悪意に対して無防備な女性がターゲットになってしまう…。

 だが…

「その化粧品、あなたにはちょっとね~」
「元の化粧品の方が似合っているよ」
「え~、何ですかあなた達は?」
「私?私は碓井 栄美(うすい えみ)!」
「私は里村 翔子(さとむら しょうこ)エクソシストで~す。なんてね」

 今日もどこかで、助け船が出ている。

 絶対に、呪いには負けない…

 その強い意志の元に…

 救いの手はさしのべられる。

完。