俊征達が担当しているパンドラの呪いはその存在を知る第三者がいることで、呪いを予防することが出来る。

 そして、ある一定期間、名前を聞かなければ、呪いは自然に消滅する。

 そして、7人助ければ、この呪いは消えて無くなる…

 パンドラの呪いとしては弱い方の部類に入り、古くからある呪いでもあり、今までは他の担当者がいた。

 新米の退魔師が経験を積むために担当する部類の呪いだった。

 退魔師としては新米に当たる俊征達がそのため、この呪いを担当することになったのだ。

 だが、ビスクドールが2体、出現したという事もあり、少しずつ、呪いが強くなって来ていたのだ。

 今までは1人ずつだったターゲットが3人いっぺんになってしまったため、俊征達にとって手に余る呪いと化して来たのである。

 他の退魔師達の受け持つパンドラの呪いも同様で、次第に強くなってきていた。

 そのため、俊征達に手を貸したくても貸せない状況になっていた。

 これ以上ビスクドールを増やせば、呪いは更に強くなる…。

 それは、メンバーの誰にも想像がつくことだった。

 だから、みんな必死だった。

 だから、手は借りられない…。

 自分達でやるしかない…。

 俊征達で何とかするしか無かった。