俊征達が、靖とずっと居られなかった理由…
それは、靖と同じパンドラの呪いにかかっていると思われる人間が後、二人いたからだった…
12人目と13人目…
このパンドラの呪いは13人目の呪いが成立した時点で、呪いのビスクドールを一つ、作ってしまう…。
そう、パンドラの書に書かれていた。
パンドラの書…。パンドラの呪いが全て書かれた悪意の創作物。
ギリシャ神話のパンドラの箱が元になっているパンドラという呪いにはたった一つ、希望に相当する味方のパンドラが存在する…。
俊征の従兄弟である、霊能者、松村 榮一郎(まつむら えいいちろう)達、主要メンバーは、そのパンドラを探していた。
パンドラの呪いに打ち勝つために…
そのたった一つのパンドラが必要だとして…
パンドラの呪いは多種多様で、その呪いが成就すると一体のビスクドールが出現する。
そして、そのビスクドールが13体揃ってしまうと世界が終わるとされている。
現在の所、ビスクドールは2体出現してしまっている…。
いずれのビスクドールもパンドラの呪いを成就させてしまって出来た悪意の結晶だった…。
パンドラの呪いに対抗するにはパンドラの書に書かれている呪いを全て祓うかあるいは味方のパンドラを見つけるか…
そのどちらかしかない。
榮一郎達には味方パンドラを探すという大役がある。
そのため、ここは多少、無理をしてでも、俊征達は一つ一つ、パンドラの呪いを潰していくしかないのだ。
榮一郎達が呪いを気にせず、希望のパンドラを見つけるために…
今は、ビスクドールを出さないために、パンドラのターゲットとなっている12人目と13人目を救い出すことが先決だった。