「…お帰りなさい…」
瑛子が京平を出迎える。
「…何だ、まだ、居たのか…もうてめぇとはこれっきりだ…どっかいっちまえ!」
京平は別れ話を切り出した。
「大丈夫よ。私と居れば…大丈夫よ…」
「あぁ?消えろっつったんだよ、俺は!目障りだ、とっとと消えろ!」
「今日は機嫌が悪いのね…、また今度にするわね…」
「今度はねぇっつってんだよ。帰れ!」
軽くひっぱたく。
瑛子はそれで、口を少し切ってしまった。
そして、いらつく京平はついに取り返しのつかない事をしてしまう。
殺人…だった。
しつこく瑛子が京平の家に居座ったから、ついカッとなって殴りすぎて、瑛子の首の骨を折るまで殴ってしまったのだ。
香月と違い、京平は格闘技を習ってはいない…。
だから、加減もわからず、やり過ぎてしまったのだ。
むしろ、今まで、人が死ななかったのが奇跡に近かったのだ。
加減を知らない無法者…それが京平だった…。
さすがに不味いと思った京平は夜中に瑛子の遺体を埋めに山奥まで出かけ、スコップで穴を掘り埋めて来た。
だが、翌朝には…