「尚緒ちゃん、尚緒ちゃん、しっかりして!どうしたの悲鳴なんかあげて」

 気付くと母親に起こされていた。

 今までのは夢?

「ま、まま…」

 声を絞り出して母親を呼ぶ。

 助けて欲しいがなんと言ったらいいのかわからない…

 何処から何処までが夢なのか?

 朝食を取る尚緒。

「ね、ねぇ…まま…」
「なぁに、尚緒ちゃん?」
「…ゆかりんって死んだんだよね?」

 思えば友加里の死からおかしな事が始まっていた。

 尚緒はこれまでの事を整理しようと母親に状況の確認を取る事にした。

 だが、母親の答えは…

「何をバカな事、言っているの、亡くなったのは琉生ちゃんでしょ。友加里ちゃんとは昨日も一緒だったじゃない」
「え?」

 亡くなったのは琉生?

 ますます混乱する尚緒。

 何処から何処までが本当のことだかわからなくなった…。