ぽつんと立っていた清花の側に帆乃霞以外の人間観察部の部員達が集まる。
「だから、言ったんだ。もう、潮時だって…」
と瑞那。
「だって、ちっとも疑わないんだもん、面白くってつい…」
と羽蘭。
種を明かせば、帆乃霞の趣味は新入部員歓迎のためのドッキリだったのだ。
人間観察部員として、どんな人間でも分け隔て無く付き合って行くというモットーを学んでもらうために顧問の教師、中島 貴子(なかじま たかこ)、通称たかちゃんが計画したドッキリ企画だった。
二人っきりだと思っていたのは春都だけで、実は影でみんな見てたのだ。
本当はある程度やったら、ネタばらしする予定だったが、春都がのめり込んでいったため、みんなで面白がってドッキリの延長をしていたのだ。
つい、面白くて三週間も。