僕先01その3「あーらー、春都くんー、今日も元気そうねー」 ただ一人先に部室に来ていた帆乃霞が間延びした声で出迎える。 彼女はおっとりしていることで有名な先輩だった。 何事もゆっくりでのんびりとした立ち振る舞い。 ただ、気付いたときには居るなんていう、神出鬼没なところもあった。 のんびり屋の彼女がいつの間に?という事も少なくなかった。 それが、彼女の魅力でもあった。