「ほら、こっちだ」
「ありがと、秋彦お兄ちゃん…」
 好きとは言えないが何となく、一緒にいる秋彦とセーラ。
 それを見ていた春都は…
「…はぁ…」
 ため息をつく。
「なぁに、春都?うらやましいの?」
「べべべ、別にうらやましくなんか…」
「春都は年上好きだもんね~!あたしなんかどう?」
 清花は寂しそうにしている春都をからかう。
「べべ、別に僕は年上が好きなんじゃ…ない…と思うよ…」
「春都には年上のお姉さんの方が絶対良いって」
 年下のセーラにとっては頼れる秋彦の方が良いと思う。
 でも、清花にとっては頼りない春都の方が良いかなと思っていた。
 姉御肌の彼女にとっては出来の悪い子ほど可愛いと思えるのだ。