「かづっち!」
 玲於奈は仁王立ちをしている女性に声をかけた。
 彼女は、パンドラの呪いを受けてしばらく休んでいた、玲於奈の親友、大森 香月(おおもり かづき)だった。読者モデルであり、空手の有段者でもあるスーパーウーマンだった。
「お待たせ、玲於奈。私もパンドラ退治に参戦するよ!」
「俊征君、ずいぶんやられたね~大丈夫かい?」
 もう一人、榮一郎も来ていた。
「平気です。それより、彼…です…」
「…みたいね…」