瑛子にばれるのもおかまいなく平然と浮気をする京平…。
 瑛子はそれを知っていてもにっこりとして笑顔を崩さなかった。
 他の女性とは違う…。
 今までの女性なら、ここで修羅場になるか、泣かれるかしたのだが、何も聞いてこない。「悪いが、俺はあの女も気に入ったんで」
 全く悪びれず、浮気を宣言する。
「そう…」
「何か、文句でもあるのか?」
「無いわ…」
 瑛子はただ、そう答えた。