見ると列をなしていた。
 三十人目くらいには紫織も並んでいた。 
 俊征は列を飛ばしてハンカチ売りの所までスタスタ歩いて行き、売り子が持っていたハンカチにスポイトから水滴を一滴垂らした。

Pan212
 ジュワアアアァァァァ…
 ギィヤアアァァァァァ…
 ハンカチが溶ける音とハンカチからの悲鳴が同時に聞こえた。