「なるほど…お話はわかりました…では、早い方が良い…、いつお会いになれます?」
「明日の日曜日なら…」
 電話の先の話相手、松村 俊征と会う約束を取り付けた。
 彼は最後に…
「大丈夫、彼女は助かりますよ」
 と言ってくれた。
 その言葉を聞いた時、憑きものが落ちたかのようにすっとした。
 そして、自然と頬に伝うものがあった。
 涙だった。