「あら、大輔君、いつも悪いわね、紫織ぃー起きなさいー大輔君、迎えに来たわよー」
 紫織の母親が出てきた。
「はーい、今、起きるわー」
 奥からは紫織の声も聞こえた。
 表札には山里と書かれている。
 隣ではなく、はす向かい…だったか?
 いや、そんな訳はない…
 だって、紫織の部屋と自分の部屋は窓を伝って行き来出来たはず…
 はす向かいじゃ出来ない…