「認めないよ、そんなの…」
 電話から女の声が聞こえた。
「何?文規…そっちに女いるの?」
「え?居ないけど?そっちじゃないの?」
「え?混線してるのかな?」
「それはわかんないな…」
 不気味な感じがしたが、文規との会話を楽しむ事にした。
 その夜、文規のアパートで火事があり、焼け跡から文規と思われる焼死体が翌朝、発見された。