「…そんなの認めないよ…」
 宏明の耳元で空耳のような声が聞こえた。
「佐和ちゃん、何か言った?」
「ううん、何も。どうかしたの?」
「いや、気のせいかな…」
 宏明は佐和と別れて帰宅した。
 美加に電話して、明日話があると伝えて就寝した。
 その夜、佐和は通り魔に刺されて亡くなった。