玲於奈はここで、一つミスを犯していた。
 玲於奈の周りには確かにパンドラという名前の女は居ない…。
 だが、パンドラという名前の花は少しずつ、香月の生気を奪っていた。
 玲於奈は榮一郎の言っていた言葉は100%理解していた訳では無かった。
 パンドラという女の呪いはいつも人の姿で現れるという訳では無い。
 形を変えてパンドラという名前の呪いが人を襲うのだ。