「大森 香月さんですよね」
「はい、そうですけど、どちら様?お花屋さん?」

Pan24
「はい、フラワーショップフローラの店員です。小島っていいます。ファンです。頑張って下さい」
「ファンって言われても私はただの読モ(読者モデル)だよ」
「でも、ファンです。応援してます」
「…ありがと。それ、綺麗な花ね」
「はい、新種のバラでパンドラって言います」
「へぇ、パンドラ…、私はどちらかっていうとオーロラってつけたいな」
「そ、そうですか?」
「そうよ、だって、まるで、夜空の様な色の花びらにオーロラみたいなアクセントがついているじゃない?ほら、ここに!」
「そ、そうですね…でも、オーロラじゃなくてパンドラ…」
「わかってるわ、パンドラね。ありがとう、いただけるの?」
「は、はい、受け取って下さい」
「じゃ、一輪だけね」
「はい」
香月はお洒落な帽子に刺して持ち帰った。