「やめろぉぉぉぉぉぉ~っ!!」
突然、狂ったように俊征に襲いかかるパンドラ。
だが…
「そこまでだ…」
「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 突然、現れた影の持っていたお札をおでこに貼られて苦しみ出した。
 現れたのは…
「榮一郎さん…」
 松村 榮一郎(まつむら えいいちろう)、俊征の従兄弟だった。
「俊征君、久しぶり、元気だった?」
「あの、どういう…」
「あぁ、これ、僕が霊感が強いのは知ってるだろ?ちょっと、お札に霊力を込めてだね」
「いえ、そういう事では…」
「この女ね、…こいつはパンドラっていうやたらバカでかい呪いの一つさ。厄介なのは一つ一つ形が違うんだよね、こいつはね…」
 しゃべりながら、パンドラに塩をまく。
 すると、パンドラだった者はグズグズに崩れていった。