「…ねぇ、トシ…」
「な、何、ですか?」
「んもぅ、その敬語は何とかならないの?私達、友達じゃん」
「ご、ごめん…」
「まぁ、良いわ。トシは何万人の中から、私を見つける事って出来る?」
「え?…さ、さぁ…」
「もーう、そこは、出来るって言ってよ、ウソでも良いから」
「ご、ごめん…」
「ふふ、でも、そこでウソをつけない所がトシの良いところかな?」
「あ、ありがとう…」
「お礼を言われるようなことじゃないよ、トシの良いところはみーんな知ってるつもりだよ。だから、トシも私の良いところ、見つけてね」
「う、うん」
「約束よ」
俊征と玲於奈はそんな何気ない約束を交わした。
