「やっほー、なっちゃん、元気ぃ?」
「こ、来ないで…」
部屋に入ると尚緒は怯えていた。
精神的にかなり参っている様子だった。
「なっちゃん、前に上履き隠されたり、糊とか、クリーム体操服につけられていた事あったよね~。あれ、犯人わかったよ。用務員の長井(ながい)だったよ」
「うそよ!」
「それがね、ウソじゃないんだよ。不審者用の監視カメラにばっちり映ってたんだって」
「え?…」
「前にさ、なっちゃん、あいつの大事にしてた湯飲み、間違えて割っちゃったじゃん。あいつ、その事根に持ってて、嫌がらせしてたんだって」
「あいつ、クビになったからもう、学校来ても平気だよ」