その夜は眠りたくなくて、次々に友達に電話をかけまくった。
悪夢についての相談だった。
だが…
「気のせいだって…」
「違うよ、りっちゃん、必ず当たるんだよ、昨夜見た夢が!」
「デジャビュだよ、それは、気のせい、気のせい」
「気のせいじゃない、信じてりっちゃん」
「わかったわかった、信じたから、もう切るよ」
「信じてない」
「どうすれば良いのよいい加減にして!」
「ご、ごめん、…でも怖くて」
「枕元に見たい夢の写真を置くと悪夢を見なくなるって」
「ほんと?」
「さぁね、試したことないからね、ただ、そう聞いたことあるだけ。なっちゃんのは思いこみだからききめあるんじゃない?」
「そんな…」
立夏もまともに相手をしてくれない…
他の友達にかけても似たようなものだった。