それでも、これまでの方はマシだった。
 五回目の悪夢を見終わり現実となりなれてくるとあのひょろっとした男が再び姿を現した。
 そして、すれ違いざまにこう告げた…
「今までのは挨拶だ…。本番はこれからだ…」
 と。
 そして、にたぁと気味の悪い笑い顔を見せた後、幽霊の様に掻き消えた。
 尚緒はどうしようもなく不安にかられた。