その晩、尚緒はまた、夢を見た。
 今度は下駄箱が倒れてくる夢だった。
 彼女は下敷きになって足を折るという夢だった。
「嫌っ!」
 彼女は飛び起きる。
 起きてみると汗でびっしょりだった。