「ほんとにどうしたのよ、なっちゃん」
今日も琉生と一緒に下校する…。
だけど、彼女に尚緒の悩みはわからない…。
亡くなる前の友加里の気持ちが今になって、やっとわかった。
彼女も、家族も、周りの友達も先生も誰もわかってくれていなかったのだ。
身の危険を感じつつも誰もそれに気付かない…。
そんな不安の中、死んでいったのだ…。
「何でもない…、気分悪いから、まっすぐ帰るね…」
「えー、マークでコロンビアバーガー食べようと思ったのに…」
マークとはファーストフード店の名前。
コロンビアバーガーはそこの新製品だった。
寄り道したかったが元気の無い尚緒を見ていたら、一緒に行こうとは言えなかった。