友加里のお通夜はしめやかに行われた。
彼女の頭部はまだ、見つかっていない。
彼女の母親と弟は泣き崩れていた。
父親は犯人を見つけたらそのまま殺してしまうんじゃないかというくらいの形相だった。
お通夜の帰りに尚緒は怪しい男に会った。
「次はお前だ…」
その言葉だけをつぶやいていた。
尚緒に向けて言ったようなそうでないような…どちらにせよ、気持ちの悪い一言だった。
一瞬、友加里を殺した犯人かもとも思ったが友加里が気にしていた男とその男はあまりにも相貌が違っていた。
尚緒が見た男は背が高くひょろっとしていた。
尚緒は小太りの男が犯人だと思っているので、そのひょろっとした男はただの変質者…そう思っていた。