Sakura00

「あの…古鬱島(ふるうつとう)へのフェリーってこれですか?」

Sakura01
「いえ、あちらになります」
「え?あ、あれですか?」
「そうです」
「そうですか…」
和泉史郎(いずみしろう)はフェリーがあまりにも豪華なのに驚いた。
まるで、豪華客船だ。
彼はこの春、高校生になる。
志望校には行けなかった。
バスが事故にあったり、電車がストップしたりして、受験出来なかったからだ。
でも、受けた覚えのない1校だけ、合格通知が来た。
古鬱高等学校(ふるうつこうとうがっこう)…聞いたこともない学校だった。
偏差値は72もあるらしい…。
史郎の学力ではまず、受からない学校なのに何故受かったのか疑問だったが、学校推薦といわれていたので無理矢理納得した。。
本当は、全然、納得出来ないが背に腹は代えられない…。
とりあえず、その学校に行ってみることにした。
全寮制で、夏休みと冬休み以外は寮で過ごすことになりそうだ…。
古鬱高校は古鬱島という島にあるらしい…