すると、榮一郎先輩達が説明を始めた。
「…これには、川瀬君、君からパンドラを引き離すための許可を君自身からもらわなければならなかったんだ」
「それとパンドラが自ら名乗る事も必要だったの。弱点はいくつかあるみたいだけど、私達が知り得たモノはこのやり方だったのよ」
「この女は失われたはずの古代の呪術から生まれた悪鬼よ。だから、天使のイメージがある白い鳥や清めの塩等が苦手なの」
「騙して、悪かったね、でも、川瀬君、君を助けるにはこれしか無かったんだ。あのまま行くと君の知り合いは全て殺されて、君は絶望してひとりぼっちで死ぬことになっていたんだ。危ないところだったんだよ」
「そ、そんな…」